• "耐震補強"(/)
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  1. 大分市議会 2022-06-22
    令和 4年建設常任委員会( 6月22日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年建設常任委員会( 6月22日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時   令和4年6月22日(水)午前10時0分開議~午後0時13分散会 2.場所   第4委員会室 3.出席委員    委員長 田島 寛信  副委員長 安東 房吉    委 員 板倉 永紀  委  員 長田 教雄    委 員 福間 健治  委  員 松本 充浩    委 員 野尻 哲雄  委  員 大石 祥一    委 員 橋本 敬広   欠席委員    な し 4.説明員
      (土木建築部)    吉田土木建築部長渡邊土木建築部審議官上原土木建築部次長、    分藤土木建築部次長道路建設課長、三代土木建築部次長道路維持課長、    兼澤土木建築部次長兼建築課長、安東土木管理課長、森本河川・みなと振興課長、    岡本住宅課長田崎土木管理課政策監、清家河川・みなと振興課政策監、    中嶋建築課政策監管谷土木管理課参事吉野土木管理課参事、    和歌道路建設課参事三重野河川みなと振興課参事、    山中河川・みなと振興課参事河村住宅課参事三宮住宅課参事藤住宅課参事 5.事務局出席者    書記 金丸 慎太郎 6.審査案件等   (土木建築部)   【陳情】    新たに提出されたもの    令和4年陳情第2号 宗麟大橋周辺整備事業中止を求める陳情   〔不採択〕   【予算議案】    議第46号 令和4年度大分市一般会計補正予算(第2号)       〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第11款 災害復旧費               第4項 土木施設災害復旧費         第2条 繰越明許費   【一般議案】    議第52号 大分市営住宅条例の一部改正について           〔承認〕    議第58号 市道路線の認定及び廃止について             〔承認〕    議第60号 損害賠償の額の決定並びに示談について          〔承認〕   【報告議案】    報第2号 専決処分した事件の承認について             〔承認〕    令和3年度大分市一般会計補正予算(第8号)         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第8款 土木費                 第1項 土木管理費                 第2項 道路橋梁費                 第3項 河川費                 第6項 住宅費                 第9款  消防費のうち河川・みなと振興課関係                 第11款 災害復旧費                 第2項 土木施設災害復旧費         第2条 繰越明許費の補正 第2表中           〔承認〕         1追加     第8款 土木費                 第2項 道路橋梁費                 第3項 河川費         2変更     第8款 土木費                 第2項 道路橋梁費   【報告事項】    ①第8号報告事故繰越しの繰越使用について    ②大分市道路整備保全アクションプログラ2022について    ③大分市舗装修繕計画ついて    ④日向灘地震による市道高崎山下海岸1号線の災害復旧について    ⑤空き家対策について    ⑥大分市住生活基本計画等について    ⑦その他   【協議事項】    評価対象事務事業の選定について                 会議の概要                              令和4年6月22日                              午前10時0分開議 ○田島委員長   ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者がおられるようですが、傍聴者は遵守事項を守っていただきますようお願いします。  最初に、審査日程についてお諮りいたします。  お手元に配付しております日程案のとおり、本日22日は土木建築部の案件の審査、23日は都市計画部及び上下水道局の案件の審査、24日は管内視察を行いたいと思いますが、この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、日程案に従い審査を行います。  審査に当たり、執行部の出席については、新型コロナウイルス感染症の感染対策の観点から、申合せに基づき、改めて議案及び質疑、質問に関係する説明員に限定し調整しております。  また、本日は出席者のマスクの着用を認めておりますので、御了承をお願いします。  なお、説明員は大きな声ではっきりと発言するようお願いします。  ここで、審査に入る前に、委員会運営について2点確認しておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるかなどにつきましては、委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会の審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや統計的な事項については、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いします。  また、例年行っております人事異動に伴う執行部の転入者の自己紹介につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染対策の観点から、お手元の機構図に代えさせていただきます。  それでは、土木建築部の案件について審査を行いますが、審査に先立ちまして、吉田土木建築部長から発言の申入れがありましたので、これを許可いたします。 ○吉田土木建築部長   このたび、全国市議会議長会から在職25年表彰を受けられました安東房吉副委員長、並びに議長在職4年表彰を受けられました野尻哲雄委員に対し、土木建築部を代表してお喜びを申し上げますとともに、市政発展のために賜りました御尽力とその御功績に対し、心から敬意と感謝の意を表します。今後ともますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。  それでは、最近の諸事情及び今回提案しております議案につきまして、御説明いたします。  まず、大分県内の景気動向でございますが、日本銀行大分支店の5月公表では、一部に弱さが残るものの、緩やかに持ち直しているとされ、前回の4月の持ち直しの動きが鈍化しているから引上げとなっており、先行きにつきましては、新型コロナウイルス感染症ウクライナ情勢が家計の消費マインドなどに与える影響などに注視していく必要があると示されております。  土木建築部といたしましては、引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が著しく減少した市営住宅の入居者に対し、家賃減額の支援を行うとともに、住まいの確保が困難な方には、一時的に使用できる同住宅の提供を行うほか、子育て世代応援空き家改修支援などを行い、空き家の活用推進に努めてまいります。  また、次なる時代を見据え、効率的、効果的な道路、橋梁、トンネルの維持補修などの社会資本整備を進めるとともに、引き続き、受注環境にも配慮し、可能な限り、工事の早期発注に努めてまいります。  それでは、今回御提案いたしております議案ですが、令和4年度大分市一般会計補正予算第2号、議第52号大分市営住宅条例の一部改正について、議第58号市道路線の認定及び廃止について、議第60号損害賠償の額の決定並びに示談について、報第2号専決処分した事件の承認について、令和3年度大分市一般会計補正予算第8号の4件でございます。  また、報告事項としまして6件、その他2件でございます。  以上につきまして、後ほど担当課長から説明させますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○田島委員長   それでは、審査に入ります。  初めに、今回新たに提出されました令和4年陳情第2号宗麟大橋周辺整備事業中止を求める陳情の審査を行います。  執行部から補足説明などがあればお願いします。 ○森本河川・みなと振興課長   近年、頻発化、激甚化する水災害による被害を防止、軽減するため、国は、気候変動の影響等も踏まえながら、事前防止対策や水防体制の強化などの施策を総合的に進めており、令和3年3月には、国、県、流域市による大分川・大野川水系流域治水プロジェクトが策定され、本市もそれぞれの関係者と協働して治水対策に取り組んでいるところでございます。  大分川の管理者であります大分河川国道事務所に確認したところ、大分川では、現在、氾濫をできるだけ防ぐ、減らすための対策として堤防の整備や河道掘削を行っており、事業の実施に当たっては、河川工学や動植物、漁業関係の有識者で構成される大分川・大野川河道管理環境検討委員会を年1回開催して環境面への助言を頂いているとのことです。  本市では、今後、国の河川整備に併せて宗麟大橋周辺の河川敷の利活用を検討しておりますが、事業推進におきましては、治水と環境の両立を目指して水辺空間の利用が行えるよう計画してまいります。 ○田島委員長 
     ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○松本委員   本陳情については、陳情が提出される前に、陳情者が執行部や国土交通省の職員と直接お話をされて、本市の事業についても納得されていたと伺いましたが、状況はどうだったのか教えてください。 ○森本河川・みなと振興課長   令和4年3月に陳情者が河川・みなと振興課にお見えになりまして、国土交通省大分河川国道事務所と私どもで本整備事業について御説明いたしました。  その際には、国土交通省大分河川国道事務所から、河川法の目的として河川の環境整備と保全が図られることも河川法の目的の中に位置づけられている旨を踏まえて、事業の取組について御説明差し上げたところです。  私どもも、国土交通省大分河川国道事務所も、その時点では陳情者が御納得されていたのではないかと感じておりました。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。 ○板倉委員   河川敷内のキャンプ場は大分市が整備するのですか。また、整備計画について、今分かっている範囲で構いませんので、具体的に教えてください。 ○森本河川・みなと振興課長   キャンプ場につきましては、河川敷の高水敷を利用しまして、本市が一般市民に開放することを予定しておりますが、具体的な整備の内容については、まだ決定しておりません。イメージとして、水辺空間の利用ということで、そこを草刈りなどして維持管理する上で、市民の方に一時的な開放ができると考えております。 ○板倉委員   舞鶴橋周辺の河川敷に遊具などを設置して、既に散歩や運動ができるように整備されていますが、その部分との連携はどうなっていますか。 ○森本河川・みなと振興課長   今回の計画区間につきましては、大分川の河口から府内大橋までということになっており、特にその左岸側を整備する形になっております。  よって、弁天大橋から府内大橋までの間を整備区間とし、御指摘のあった部分との連携を図ることとなっております。 ○板倉委員   舞鶴橋周辺の河川敷の遊具などと一体になるということですか。 ○森本河川・みなと振興課長   はい。 ○田島委員長   ほかに質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   これより討論に入ります。討論はありませんか。 ○福間委員   文書表の表題が整備中止となっていますが、先ほど陳述者の意見陳述を伺いました。その際、河川の整備に対して、100%反対するわけではない旨の御発言もありました。本陳情は、環境等に配慮して整備を行うように整備内容等を見直してほしいという趣旨であると捉えました。  そこで、今回は継続審査として、陳情者に文書表の訂正方等をお願いしてはどうでしょうか。 ○田島委員長   ほかに討論はありませんか。 ○板倉委員   採決すべきであると考えます。 ○田島委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   継続審査という御意見と、採決を求める御意見がありました。  まず、本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   挙手少数でございます。よって、本件は継続審査とせず、結論を出すことに決定をいたします。  それでは、これより採決いたします。念のために申し上げます。挙手されない方は採択に反対、すなわち不採択ということになりますので、御承知ください。  本件を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   賛成者の挙手が無かったため、本件は不採択とすることに決定いたします。  次に、予算議案の議第46号令和4年度大分市一般会計補正予算第2号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   〔予算書④32ページ~ 第11款災害復旧費のうち土木建築部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第2条繰越明許費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   〔予算書④4ページ 繰越明許費について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、一般議案の議第52号大分市営住宅条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○岡本住宅課長   議案書の議52の1ページをお開き下さい。  本議案は大分市営住宅条例の一部を改正するものでございます。改正内容は、県営住宅から市営住宅への住替えを可能とするために、本条例第5条第7号中の市営住宅等の文言を「公営住宅、市営住宅等及び法第2条第2号に規定する公営住宅、市が設置するものを除く、をいう」に改めるなどの改正を行おうとするものでございます。施行日は、公布の日からとしております。  なお、提案理由は記載のとおりでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第58号市道路線の認定及び廃止についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   議案書の議58の1ページ及び2ページを御覧ください。  今回、認定いたしたい市道路線は、サンシャイン横尾団地8号線ほか9路線でございます。また、廃止いたしたい市道路線は、顕徳10号線ほか3路線でございます。議案書中の表には、路線名、起点及び終点を記載しております。
     議58の3ページを御覧ください。  この市道サンシャイン横尾団地8号線、9号線、10号線、11号線は、開発行為の帰属に伴い、認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議58の4ページを御覧ください。  この市道顕徳10号線及び錦町10号線は、大友氏館跡歴史公園の整備による市道の廃止に伴い、再認定するものでございます。  次に、議58の5ページを御覧ください。  この市道駄原20号線は、開発行為による公共施設の寄附に伴い、再認定するものでございます。  次に、議58の6ページを御覧ください。  この市道細13号線は、まちなみ整備課細地区住環境整備事業道路改良工事に伴い、再認定するものでございます。  次に、議58の7ページを御覧ください。  この市道三佐48号線は、まちなみ整備課、三佐北地区住環境整備事業に伴い、認定するものでございます。  次に、議58の8ページを御覧ください。  この市道丹川6号線は、地元要望による道路改良工事に伴い、認定するものでございます。  次に、議58の9ページを御覧ください。  この市道顕徳10号線及び錦町10号線は、大友氏館跡歴史公園の整備に伴い、廃止するものでございます。先ほどの議58の4ページで御説明いたしました市道認定と関連するものでございます。  次に、議58の10ページを御覧ください。  この市道駄原20号線は、開発行為による公共施設の寄附に伴い、廃止するものでございます。先ほどの議58の5ページで御説明をいたしました市道認定と関連するものでございます。  次に、議58の11ページを御覧ください。  この市道細13号線は、まちなみ整備課細地区住環境整備事業道路改良工事に伴い、廃止するものでございます。先ほどの58の6ページで御説明をいたしました市道認定と関連するものでございます。  今回の認定及び廃止によりまして、市道路線は7,935本から6路線増えまして、7,941本となり、延長は2,481キロメートルと414メートルとなります。 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第60号損害賠償の額の決定並びに示談についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   議案書の議60の1ページを御覧ください。  本議案は、令和3年9月9日に大分市荷揚町の市道荷揚4号線において発生した車両損傷事故に係るもので、今回、仮示談を取り交わしたことから、損害賠償額の決定と示談についての承認をいただきたく本案を提出するものでございます。  まず、賠償の相手方は、議案書に記載のとおりでございます。  2、賠償金額は、82万9,703円でございます。  事故の概要でございますが、令和3年9月9日の午前11時頃、大分市荷揚町19番地先、市道荷揚4号線上において、相手方の車両が走行中、同市道の街路樹が車道の路面から3.4メートルの高さのところで、車道側に張り出しており、そこに車両が接触し、車両を損傷したものでございます。  このたび大分市が提示した賠償額を相手方が了承されたことから、仮示談に至ったところでございます。  賠償額の内訳でございますが、修理にかかる車両損害額が165万9,405円でございます。過失割合につきましては、5対5で相手方と協議が整っておりますので、大分市の賠償額は82万9,703円でございます。  事故後の対策といたしまして、事故原因となりました街路樹につきましては、令和3年9月14日に伐採及び撤去を行っております。また、当該路線はもちろんのこと、周辺の市道路線につきましてもパトロールを行いましたが、車両の通行に支障となる危険な街路樹はありませんでした。今後は、危険がある街路樹を発見した場合、応急処置や伐採などを行ってまいります。 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○板倉委員   道路の高さの基準を教えてください。 ○安東土木管理課長   必要な道路の高さの基準は、4.5メートルです。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、報告議案の報第2号専決処分した事件の承認について、令和3年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費のうち土木建築部所管分、第9款消防費のうち河川・みなと振興課関係、第11款災害復旧費のうち土木施設災害復旧費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   〔説明書②110ページ~ 第8款土木費のうち土木建築部所管分、126ページ~ 第9款消防費のうち河川・みなと振興課関係、142ページ~ 第11款災害復旧費のうち土木建築部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○野尻委員   事業費の確定に伴う調整の中で見受けられる、請負費の減額について詳しく教えてください。これは、入札差額のことですか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   当初予算として計上した金額よりも、実際の工事の執行額や、入札額、設計額が少なかったということです。 ○野尻委員   設計額に対して差額がこれだけ出ているということは、設計に問題があるのではないのですか。もしくは、単に落札業者の入札額が安かったということですか。 ○分藤土木建築部次長道路建設課長   工事の設計額につきましては、国土交通省が公表している土木工事標準歩掛と入札前の見積書によって積算を行っております。  また、入札の結果、落札された事業者が設計額と比較しておおむね1割程度低い金額で落札されているのが現状でございます。 ○野尻委員   入札の実施に当たって、最低落札価格の算定方法等を公表されていると思いますが、実際の落札額と比較してこれだけ差額が発生している点は、本市からすると経費を抑えることができたと判断できるかもしれませんが、事業者側からすると昨今の非常に厳しい経済状況を鑑みるともったいないと思います。大分県が公表している最低制限価格に対する本市の最低制限価格の考え方はどのようになっていますか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   最低制限価格の設定につきましては、基本的には国または大分県の規定を準用している場合が大半ですが、全て大分県の規定に準じているかどうかにつきましては、契約監理課の所管でございます。 ○野尻委員   国庫支出金の減額等、様々な問題がありますが、入札に応じていただいている事業者のことを考えると、やはり検討する必要があると思います。設計額や最低制限価格などの算定と、実際の入札結果、また、本市の予算や国からの補助金などを満額使えるような形を検討していただくように要望しておきます。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。 ○福間委員   土木や建築等の工事に様々な資材が使われていますが、これらの資材価格が高騰しています。  その辺の値上げの状況について分かれば教えてください。また、仮に事業者が工事入札の落札後に資材価格の高騰によって工事の請負が困難となるケースが多くなることが考えられますが、そのような場合、工事費用に係る補正予算の計上や、費用の調整が可能なのか教えてください。 ○分藤土木建築部次長道路建設課長   工事に係る資材の高騰につきましては、御指摘のとおり昨年度と比較すると鋼製材等の価格が上昇していることから、本市といたしましては、工事の発注時に、現行の予算の範囲内で調整せざるを得ない状況でございます。  また、今年度中に補正予算の計上が可能かどうかにつきましては、今後、財政課との調整が必要と考えております。なお、既に発注している工事の請負金の変更につきましては、国土交通省のスライド条項に関する通知によって、一定の条件を満たした場合は、変更が可能となっております。 ○福間委員   公共施設として幼稚園や保育所を建設する際にも、物価の高騰によって工事に影響が出てくることが考えられますが、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の中身を見ると、新型コロナウイルス感染症への対応と関連しないインフラ整備等のハード事業に係る費用は交付金の対象とならない旨の説明書きがあります。  その辺は、建設工事を請ける側の営業の継続のこともぜひ配慮していただきたいということを要望しておきます。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長 
     本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第2条繰越明許費の補正、第2表中、1追加、第8款土木費のうち土木建築部所管分、2変更、第8款土木費のうち土木建築部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○安東土木管理課長   〔予算書①7ページ~ 第8款土木費のうち土木建築部所管分、            第11款災害復旧費のうち土木建築部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、当委員会に付託されました土木建築部所管分の審査が終了いたしました。  ここで、申出により執行部から報告を受けたいと思います。  まず、報第8号事故繰越しの繰越使用について報告を求めます。 ○森本河川・みなと振興課長   説明書③の18ページを御覧ください。  道路橋梁河川災害復旧事業公共5,623万3,000円、道路橋梁河川災害復旧事業河川・みなと振興課723万4,000円につきましては、令和2年7月の豪雨により被災した萩原都市下水路の災害復旧工事を令和3年度に繰越したものですが、復旧工事の障害となる湧水が発生し、工法の変更の必要が生じたことにより、年度内での竣工が困難となり、再度令和4年度に繰り越すものです。  なお、本復旧工事は現在施行中であり、本年8月26日に施工完了予定です。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   次に、大分市道路整備保全アクションプログラム2022について報告を求めます。 ○安東土木管理課長   はじめに、資料の2-1を御覧ください。  左上の1、道路整備保全プログラムについて、経過ですが、市道の整備については、道路新設やバリアフリー化など、個々の目的により計画等を定め事業を行う道路整備だけではなく、維持管理についても定期的な点検等を行い、計画的に進めることが重要となります。  そのため、道路の整備や維持管理などを全体像が体系的に把握でき、事業をより効率的、効果的に進めていくための指針として、道路整備や維持修繕に関する個別計画を取りまとめた大分市道路整備保全プログラムを平成30年度に策定しております。  次に、大分市道路整備保全プログラムの概要についてです。右上の計画の構成と進捗管理のイメージで表しておりますように、大分市道路整備保全プログラムは、大きく基本構想とアクションプログラムから構成されております。  基本構想では、プログラムの基本的な理念や方針を定め、その下にこれまでの個別計画等を体系的に整理しております。  大分市道路整備保全アクションプログラムでは、これまでの個別計画等に基づき実施している各種の道路整備や維持修繕の事業を1つに集約しています。市道の整備の場合、国道、県道と違い、単年で事業が完了する案件が多いため、このアクションプログラムは毎年更新を行うこととしており、その2022年度版が、大分市道路整備保全アクションプログラム2022でございます。  次に、2ページを御覧ください。  2、基本構想に掲げる基本理念と基本方針についてです。  大分市道路整備保全プログラムは、ひと・まち・夢 未来につながる県都の道づくりを基本理念とし、図の左側、現状把握からのアプローチと右側の上位計画からのアプローチにより、体系的に整理する中、安全・安心な道づくり、未来へ発展する道づくり、魅力ある道づくりの3つを基本方針として定めております。  次に資料2-3、3ページを御覧ください。  左側の3、施策の体系についてでございます。  3つの基本方針の中に該当する計画や事業を分類して掲載しております。  資料右側を御覧ください。  4、大分市道路整備保全アクションプログラムの位置づけについてでございます。  大分市道路整備保全アクションプログラムでは、大分市道路整備保全プログラムの基本理念及び基本方針に基づき、具体的な取組、施策を整理するとともに、広域連携を見据えた路線や日々の市民生活を支える路線を抽出して整備保全路線として位置づけ、効率的かつ効果的な事業実施に取り組むことを目的としております。  図は基本構想とアクションプログラムの考え方を図式化したものとなります。  ここで、大分市道路整備保全アクションプログラム2022本編の3ページを御覧ください。 アクションプログラムの位置づけの中で示されている図の赤枠で、アクションプログラムと記載している部分が、これから御説明させていただきます大分市道路整備保全アクションプログラムでございます。  次に、4ページを御覧ください。  2、大分市道路整備保全アクションプログラムの整備実績についてです。こちらは令和3年度の整備指標と実績を掲載しております。  道路拡幅等の改築は7.7キロメートル、歩道整備などの交通安全は3.1キロメートル、無電柱化は0.2キロメートル、自転車マーク等の設置を行う自転車走行空間整備は4.8キロメートル、舗装事業は23.7キロメートル、橋梁の補修事業は48か所の整備実績となっております。  次に、5ページを御覧ください。  ここからは、施策や事業を抜粋して御説明いたします。  基本方針Ⅰ、安全・安心な道づくり、その中の1-①老朽化対策についての内容をこちらでは掲載しております。  6ページを御覧下さい。  こちらは、大分市橋梁・トンネル等長寿命化修繕計画に関する取組状況を掲載しております。  7ページを御覧下さい。  大分市橋梁・トンネル等長寿命化修繕計画における取組状況の表を8ページまでにかけて掲載しております。表中にあります事業状況の欄に、令和3年度に完了した事業を完了、前年度から継続して令和4年度も実施する事業を継続、令和4年度から実施する事業を新規として記載しております。  8ページ下段から9ページにかけては取組状況の写真を掲載しております。  次に10ページを御覧ください。  大分市道路舗装修繕計画の取組を掲載しております。  次に、14ページを御覧ください。  大分市道路附属物修繕計画の取組を掲載しております。  次に、15ぺージを御覧下さい。  路面下空洞化調査の取組を掲載しております。  次に16ページを御覧下さい。  こちらからは、Ⅰ-②交通安全対策の内容となります。  大分市交通安全プログラムに関する取組を16ページから17ページに記載しており、18ページには、未就学児の移動経路の安全対策に関する取組を掲載しております。  次に、19ページを御覧下さい。  ここからは、Ⅰ-③災害に強い道路ネットワークの構築についての内容です。20ページから21ページに大分市強靭化アクションプログラムに関する取組を掲載し、21ページ下段には、大分県無電柱化推進計画に関する取組を掲載しております。  同様に、22ページには、大分市道橋梁耐震補強計画に関する取組状況、23ページには、大分市法面修繕計画に関する取組状況、24ページから25ページには、住環境整備事業に関する取組状況を掲載しております。  次に、26ページを御覧ください。  ここからは、基本方針Ⅱ未来へ発展する道づくりについて掲載しております。26ページからは、Ⅱ-①渋滞の解消について、27ページまで掲載しております。28ページからは、Ⅱ-②新たな交通体系の実現についての内容を29ページにかけて掲載しております。次に、30ページからは、Ⅱ-③地域を支える道路網の確保についての内容を35ページまで掲載しております。  次に、36ページを御覧ください。  こちらからは、基本方針Ⅲ魅力ある道づくりについて掲載しております。  Ⅲ-①人にやさしい都市空間の整備についての内容を36ページから40ページにかけて掲載しております。41ページから、Ⅲ-②良好な道路景観の形成についてを42ページまで掲載しています。43ページには、Ⅲ-③観光に資する道路ネットワークの構築について掲載しております。  最後に、44ページを御覧ください。  4、大分市道路整備保全アクションプログラム2022の整備指標でございますが、こちらは、令和4年度の整備目標を記載しております。この目標に向かって今後整備を進めていくこととしております。  なお、この大分市道路整備保全アクションプログラム2022の内容につきましては、今後、大分市ホームページで公開する予定となっております。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○板倉委員   さびてしまったガードレールや、変形したり汚れたままのガードレールをよく見かけますが、これらのガードレールを交換する基準はありますか。また、申請すれば交換できる可能性はありますか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   ガードレールのさびや変形等につきましては、現場における打音調査等によって、基礎部分の調査を頻繁に実施しております。  また、ガードレールの交換に関する基準は設けておりませんが、交換の必要の有無につきましては、道路維持課において協議の上、判断しております。 ○板倉委員   安全性に問題はないと思いますが、住宅地のそばにそのようなガードレールがそのままになっていると、景観的にはあまり好ましくないと思います。さびや汚れなどがあまりにひどい場合は担当課で交換を検討しているということで間違いないですか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   はい。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。 ○福間委員   道路の空洞化について、道路の建設の際には事前に地下などの調査を実施されていると思いますが、空洞化が発生する原因を教えてください。  また、市内の交通渋滞について、ただいまの報告では、大分県交通渋滞対策協議会において本市内では98か所もの主要渋滞箇所の対策を実施しているとのことでしたが、やはり市街地にできる限り車を集中させないことが最も大事ではないかと思っています。  それぞれの渋滞箇所に対して具体的にどのような改善策等について協議され、渋滞の解消に向けて進んでいるのか、そういったことが分かる資料があれば提供をお願いします。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   道路の空洞化の主因につきましては、地中の埋設管の影響が考えられます。特に埋設管の接続部分の不良が原因で、道路の空洞化が発生したことが過去にございました。 ○福間委員   埋設管は、上下水道管やガス管のことですか。また、どのような過程を踏んで空洞化が発生するのですか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長 
     特に、下水道管の本管と枝管の接続部分の不良が原因であることが考えられます。また、マンホールに接続する部分の巻き込みがしっかり施工されていないことで、その部分からマンホール内に土砂が流れ込み道路の空洞化に繋がることも考えられます。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   次に、大分市舗装修繕計画について報告を求めます。 ○安東土木管理課長   資料3-1を御覧ください。  はじめに、1、背景と目的ですが、本市では、平成30年に大分市舗装修繕計画を策定し、以下に示しております基本方針ⅠからⅢに基づき舗装の維持管理を行ってまいりました。  本計画は、下図のとおり、平成30年から令和8年までを計画期間に位置づけ、ステップ1で未調査路線の路面状況調査を実施し、計画に応じた修繕を行うとともに、データベースの構築をし、計画の見直しを行うこととしております。また、ステップ2では、見直した計画に基づいた修繕を行うとともに、定期的な調査を実施することでデータベースの蓄積を行うこととしております。  今回、ステップ1に位置づけられた平成30年から令和3年までの計画期間が経過し、路面状況の調査や舗装工事、修繕記録のデータが蓄積されたことから、大分市舗装修繕計画を改訂するものでございます。  次に、2、市道の状況についてです。本市の管理する道路は7,894路線、総延長2,478キロメートルに及んでおります。  大分市舗装修繕計画では、市全域を8つのブロックに区分して管理しており、ブロック別の路線数と延長は、下図のとおりでございます。  右側上段を御覧ください。  次に、3、舗装修繕の状況についてですが、ステップ1で調査を行いながら修繕も行い、平成30年から4年間で111.9キロメートル、年平均で約28キロメートルの舗装修繕を行っております。なお、右側の表は、ブロック別の舗装修繕延長を示しております。  次に、4、各種調査の実施状況についてです。  本市では、舗装の状態を把握するため、路面性状調査、スマートフォン調査を定期的に行っております。以前は路面性状調査のみであったため、路線数に対して2割程度の調査実績でしたが、平成30年からスマートフォン調査を導入したことにより、調査実績が全体の約7割にあたる1,735キロメートルとなるなど、路面状況の把握が大幅に進んでおります。なお、右のグラフはブロック別の実施状況となっております。  次に、5、大分市舗装修繕計画の改訂についてです。  (1)基本方針については、今回の改訂においても、これまでと同様の3つの基本方針として、取組を進めてまいります。  次に、資料3-2を御覧ください。  (2)計画の改訂内容についてですが、基本方針Ⅰ、計画的な舗装修繕の実施について、2-1管理指標及び管理基準の設定についてです。  本計画における管理基準は、これまでは路面性状調査のみの結果によるMCIを用いておりました。  今回の改訂においては、計画的な舗装修繕を進めるため、管理指標として、新たにスマートフォン調査を追加いたしました。  また、管理基準につきましては、下図のとおり、国土交通省が策定している舗装点検要領に準じて、表中の左の診断区分Ⅰの健全から、Ⅲの修繕段階を採用しております。なお、赤枠で囲っております診断区分Ⅲは、舗装修繕が望ましい範囲を示しております。  次に、2-2道路の分類についてです。  本計画においては、これまでは、主に市道については道路幅員に応じた分類を行っておりました。今回の改訂においては、国土交通省が策定している舗装点検要領を参考に、大型車の交通量や生活道路の利用状況などから、道路の特性に応じて分類することとしております。  さらに、指定路線、推定路線、1級路線、2級路線等の道路の区分と車線数に応じて、細分化するものとしており、それらを表しているのが左下の道路の分類:細分化の表です。  次に、右側上段を御覧ください。  2-3適正な舗装修繕への取組についてです。  ステップ1の調査結果と、左上の図に赤枠で示しております管理基準で定めた診断区分Ⅲとなる修繕路線の延長は666キロメートルです。それから試算された修繕費は約151億円です。今後、計画的に修繕を行う路線の選定に当たり、4車線及び2車線の道路を計画修繕路線として位置づけ、その他の道路については、地元要望や他事業による舗装更新等を考慮しながら整備する適時修繕路線として位置づけております。  今後は、地元要望等も考慮しながら、修繕路線の選定を行う中、適切な予算執行と維持管理に努めてまいります。  次に、基本方針Ⅱ定期的な調査の実施についてです。  ステップ1における各種調査によって、今後10年間の舗装修繕対象路線の抽出は概ね完了しております。  一方、大型車通行量が舗装の劣化に大きく影響することから、計画修繕路線については、継続的な調査を必要に応じて実施してまいります。  また、舗装の健全性診断においては、路面性状調査等は有効な手段でありますが、突然発生する路面の陥没箇所の特定には、路面性状調査とは別に、路面下空洞調査を活用し、路面の陥没防止に努めてまいります。  最後に、基本方針Ⅲ業務遂行を支援するデータベースの構築についてです。  本計画では、これまでの調査や修繕実績等の情報収集を行い、データベースとして整理し、地図連動システムのGISと連動させ、舗装修繕管理マップを作成し、日常管理の利便向上を図ってまいります。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。 ○松本委員   スマートフォン調査は、どのような内容の調査なのか教えてください。また、調査に係る路線区分について、区分Aがない理由を教えてください。 ○安東土木管理課長   スマートフォン調査とは、スマートフォンのGPS機能や加速度センサー等を活用し、路面の凸凹を測定する調査のことです。公用車などにスマートフォンを設置することで、日常的なパトロール等の運転業務の中で情報が収集できるシステムです。  メリットとしては、安価で広範囲な調査が可能な手法であることが挙げられますが、一方で、同じ路線を複数回通行し、繰り返し調査する必要があります。  また、調査における路線分類のうち、Aは高速道路であり、本市の調査の対象外となりますので、本市が行う調査の対象区分としてはB、C、Dとなります。 ○松本委員   スマートフォン調査はどの程度正確ですか。 ○安東土木管理課長   路面のひび割れに関しては、どの程度ひび割れが発生しているのかといった調査はできませんが、調査の際に発生する公用車の振動から、路面の傷み具合は把握できます。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。 ○板倉委員   道路等の工事後に、復旧作業を併せてされていると思いますが、復旧範囲の基準はありますか。また、現状について教えてください。特に、住宅地の中の道路や生活道路の復旧箇所にくぼみができていたりすると高齢者がつまずいてしまったりすることが考えられます。 ○管谷土木管理課参事   道路等の工事に係る復旧基準についてですが、例えば、上下水道管の工事後に復旧作業を行う際は、実際に掘削した幅の外側から30センチメートルの影響幅までを復旧することとしております。また、工事を行った箇所から道路の末端までの残りの距離が1.2メートル未満の場合は、その部分までを復旧することとしております。 ○板倉委員   コンクリートなどを使って工事をされると、当然、時間経過で復旧部分の硬さが変わってくるとは思いますが、できる限り段差やくぼみが発生しないように検討していただく必要があると思いますので、その点を要望しておきます。 ○安東土木管理課長   道路工事等の申請を受けた場合には、工事範囲や舗装構成について基準に基づき精査した上で市として工事の許可を出しておりますので、工事業者が適正な方法で工事を行っているものと考えておりますが、どうしても、作業方法や耐用年数の差などによって、工事後に段差ができる可能性はあると認識しております。 ○板倉委員   工事が終わった直後は問題ないと思います。ただし、時間の経過や、交通状況等によってはやはりくぼみが発生してしまうのではないかと思いますので、その辺の解決策を検討していただきたいと思います。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   次に、日向灘地震による市道高崎山下海岸1号線の災害復旧について報告を求めます。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   資料4を御覧ください。  はじめに、1の被災状況ですが、今年1月22日に発生した日向灘を震源とする地震で高崎山海岸に整備された市道のうち、空中写真の赤で着色した約270メートルの区間で護岸及び道路に大きな被害が発生いたしました。  具体的な被災箇所と状況についてですが、空中写真の三角印で示した6か所の護岸接続部分で変位があり、左下の写真のように、護岸が海へ最大70センチメートル移動し、護岸の隙間が最大22センチの開きが発生いたしました。  また、護岸の被災により、空中写真①、東西方向において道路の中央部に地割れが起き、下中央の写真のように、道路の蓋が沈下し、最大50センチメートルの段差が生じました。さらに、空中写真②、南北方向においても同様に地割れが起き、右下の写真のように、路面の沈下で駐車場内の雨水排水が遮断されております。  資料、右側を御覧ください。被災した護岸を図で示しておりますが、左の図は、護岸の断面図でございます。  この護岸は、ケーソン式の構造となっており、波の力を分散、抑制させるために、海側の面をスリット状に開け、護岸の中に海水を滞留させる波消し機能を有した構造となっております。  また、埋立ての土砂の重さを利用して護岸が海側に倒れないよう、底板とフーチングを一体化させた構造となっております。  この護岸の1基当たりの大きさは、高さ8.3メートル、奥行きはケーソン部分で4.5メートル、フーチング部分で4.8メートル、長さは28メートル、重さは約900トンございます。これらを連結して護岸全体を形成しております。  今回の被災原因は、図のように埋立地の土砂や地下水が大きな地震動によって、護岸に不測の力が加わり、海側に移動したと思われます。  その結果、護岸の背後には空洞や緩みが発生し、地表面に地割れや沈下が起きたと考えられます。  右の正面図、下、被災箇所の拡大図のように、護岸の接続部が開いたことで、止水機能が低下しております。今後、波による土砂の吸い出しが懸念されるため、早急の復旧が必要になります。  そこで、2の災害復旧工事の概要についてですが、(1)の工事名及び(2)の工事場所については、御覧のとおりです。  (3)の事業費については、本定例会で一般会計補正予算として御審議いただいております9,300万円でございます。  (4)の工事内容についてですが、施工延長266.4メートル、主な工種は、目地板設置工でございます。これは、護岸の接続部に開きやずれがあった6か所に対し、止水機能を有した目地板を設置する工事でございます。  左の写真は、施工例でございます。右の図が目地板の構造図でございます。ゴムと特殊繊維を重ね合わせた板をアンカーボルトで固定します。この目地板は、護岸の変位に追従できる構造となっております。  なお、その他の工種につきましては、原形復旧に必要な工事でございます。  最後に、3の今後のスケジュールについてですが、8月上旬に入札を行い、8月下旬に契約を締結、9月中旬に工事が着手されます。工事完了は、来年の5月下旬を予定しております。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○板倉委員   今回の被害の根本的な原因は何ですか。マリーンパレス水族館うみたまごやあそびーちの建屋部分には被害が無かったということですが、被害のあった箇所は、駐車場としてしか利用されていなかったから被害が発生したということは考えられませんか。  また、被害のあった第2駐車場はどこの部署が所管していますか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   第2駐車場は現在、観光課が所管しております。  また、被害状況につきましては、第2駐車場敷地内に表面上の亀裂並びに一部液状化現象が発生しております。 ○板倉委員   本来であれば、駐車場部分はマリーンパレス水族館うみたまごが買い取って利活用する前提で埋め立てた土地であったはずです。ところが、現在に至るまでそのまま放置されているような状態であること自体がそもそも問題ですし、あそびーちのある土地ついても現在、マリーンパレス水族館うみたまごに貸し出しているわけですから、今回の原因が建屋等の構造上のものなのか、それとも利活用すべき土地を放置していたからなのかということになるのではないのですか。所管は観光課になると思いますが、今回の被害に対する対応だけでは終わらない問題があるのではないかと思っています。そういった部分も踏まえた検討はされていますか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   今回の被災に対する対策につきましては、今後、液状化対策が主になると思いますが、今後の駐車場跡地の利用方法によって、対策内容が大きく変わってくると考えております。  なお、対策方法については、現在、複数の案を検討しております。 ○板倉委員   液状化被害については駐車場部分のみで、マリーンパレス水族館うみたまごやあそびーちの建屋部分では発生していないということで間違いないですか。 ○三代土木建築部次長道路維持課長 
     マリーンパレス水族館うみたまごとあそびーちの建屋につきましては、基礎構造部分に杭を打ち込んでいることから、今回、液状化の被害は発生しておりません。しかし、建屋周辺の駐車場や植栽部分等は液状化の影響を受けております。 ○板倉委員   要するに、現在、観光課が駐車場部分を管理している一方で、本来はマリーンパレス水族館うみたまごに買い取ってもらうという予定を未だ達成できていません。今後、将来にわたってこのまま駐車場として使用するのか、もしくはマリーンパレス水族館うみたまごに買い取ってもらうのかよって、状況が大きく変わってきますので、今後の対策をきちんと講じるように観光課に伝えてください。 ○三代土木建築部次長道路維持課長   御指摘につきましては、観光課に報告させていただきます。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   次に、空き家対策について、報告を求めます。 ○岡本住宅課長   資料5-1-1を御覧ください。  本市の空き家対策につきましては、昨年度までは、平成28年度に策定いたしました大分市空家等対策計画に基づき実施しております。  左上の図にありますように、当計画では、空家等発生の予防、空家等の活用の推進、管理不全な空家等の解消、そして、総合的な推進体制の構築の4つの基本目標を掲げ、空き家対策を推進することとしております。資料左側の表には、本市空家等対策計画における予防、活用、管理の3つの観点ごとに取組事項を記載し、右側の表には、それぞれの取組内容と関連する事業内容を記載しており、昨年度は大分市空家等相談会等の開催をはじめとした10事業を実施しております。  それでは、昨年度の主な実績について御説明申し上げます。  次のページの資料5-1-2を御覧ください。  初めに左上の1、大分市空家等相談会等の開催についての下にある(3)空家等対策啓発事業の実施、こちらですが、大分市の空き家対策について市民に身近に感じてもらい、空き家になる前から自分の家の将来について考えてもらうため、いかすいえをコンセプトにした啓発用チラシを作成いたしました。そのチラシを固定資産税の納税通知書に同封し、市内の建物所有者等に配布したところでございます。チラシに関する問合せもございまして、多くの方に本市の空き家対策が周知できたと考えております。  次に、2、大分市住み替え情報バンク等による空家等の情報提供についてでございます。住み替え情報バンクとは、空き家情報を市のホームページ上で情報提供する、いわゆる空き家バンクでございますが、昨年度は令和2年度と比較して約1.1倍となる78件の登録がございました。これは、令和2年度から事業を開始しました大分市中古住宅で始める子育て新生活応援事業の対象物件を空き家バンクの掲載物件としたことなどにより、新規登録件数が増加したと考えております。  次に、右上の4、大分市移住者居住支援事業等についてでございます。昨年度は、当事業を活用して26件が市内へ移住されており、事業開始の平成27年度から累計で109件が当事業を利用されております。  次のページ、資料5-1-3を御覧ください。  左上の6、大分市中古住宅で始める子育て新生活応援事業は、子育て世帯が住み替え情報バンクに登録された1戸建ての中古住宅を購入する際の費用の一部を最大45万円まで補助するもので、令和2年度より開始した事業でございます。小さなお子様をお持ちの御家庭が、御近所に遠慮せずのびのびと子育てできる環境を支援する事業で、昨年度は14件の利用がございました。  次に、7、大分市空家等対策の推進に関する条例の適正運用についてでございます。昨年度に特定空家等として対応した空き家等は2件でございます。  次に、右上にあります8、大分市老朽危険空き家等除却促進事業についてですが、昨年度は、今申し上げました特定空家等2件を含めて、合計4件、補助金を活用して自主解体により除却されております。  続きまして、本年度の事業計画でございます。  次のページの資料の5-2-1を御覧ください。  令和4年度からは、本年3月に策定いたしました第2期大分市空家等対策計画に基づき、空家等の発生予防、空家等の活用の推進など5つの基本目標を掲げ、予防、活用、管理、そして新たに地域を加えた4つの観点と、多様な連携による推進体制により空き家対策を実施することとしております。  左下の1、空家等の発生予防・抑制では、新規事業としまして高齢者等を対象とした相談会に取り組んでまいります。  右上の2、空家等の活用の推進では、各種補助金について昨年同様進めてまいります。中でも、移住者支援の(3)大分市移住者応援給付事業・大分市移住支援事業につきましては、本年度からより広く移住者を支援する制度となり、右下の2(3)資料にありますように、県外からの移住者が子育て世帯なら30万円、追加要件に該当すれば複数人世帯なら100万円が支給されます。  次のページの資料5-2-2を御覧ください。  左上の3-1、管理不全な空家等の解決に対する支援についてでございます。特定空家等の発生抑制、特定空家等への対応を行うため、大分市老朽危険空き家等除却促進事業の充実、空家特措法に基づいた措置を行います。また補助対象外物件に対する補助金の支出について、制度の拡充を検討してまいります。  3-2、特定空家等への対応についてです。特定空家等に対する措置に関する適切な実施を図るために必要な指針(ガイドライン)の改正に伴い、大分市の特定空家等の判断基準の改正を行っております。右上の3-2、(1)資料に記載しておりますように、この改正により特定空家等と判断することが容易となり、特定空家等の件数の増加、空家等対策の推進に関する特別措置法第14条に基づく助言、指導等の措置件数の増加が見込まれ、管理不全の空き家の解消につなげていくことが重要と考えております。  次に、右下の4、地域特性に応じた空家等対策の推進についてでございます。  まず(1)地域連携の空家対策に対する支援では、自治会等がコーディネーターや専門家と連携して行う空き家の解消に向けた取組に対して支援を検討します。  次に(2)地域特性を考慮した有効活用案の調査・研究では、空き家の割合が比較的高い地域において、地域の特性に応じた空き家の活用、除却の方向性を探るため、調査、研究を行います。  次に(3)地域特性を考慮した除却支援では、住宅密集地や土砂災害特別警戒区域などにある空き家など、防災上問題となるような物件に対して除却する際の支援について検討いたします。  そして、以上の計画を確実かつ効果的に推進するため、右の図にありますように、行政や地域組織、事業者、大学・NPOなどの団体が連携して空き家等の所有者を支援してまいります。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○長田委員   空き家の所有者が大分市外に在住していたり、既に所有者が亡くなった当の事由によって現に所有者が不明である場合などは、どのような対応をされていますか。 ○岡本住宅課長   御指摘の物件に対しましては、まず、物件の相続人調査を行っております。その上で、相続人がいらっしゃらない物件等に対しては、相続財産管理人の選任について裁判所に申立てを行い、弁護士などの職にある方を指定していただき、清算手続などを行っていただく等の法的措置を取るといった対応を検討しております。 ○長田委員   その対応には、どの程度期間を要しますか。 ○岡本住宅課長   物件や相続人の状況によることから、所要期間が特定しづらいものではございますが、それらに関する調査を行いながら対応してまいりたいと考えております。 ○長田委員   非常に大事なことであると認識しています。道路の破損や塀の倒壊といった危険に対して、現在、執行部がすぐに対応していただいていますので、自治会や近隣住民も大変市には感謝しています。ただし、このままというわけにもいきませんので、早急にその対応方を要望しておきます。 ○渡邊土木建築部審議監   長田委員の御質問に対して、補足説明をさせていただきます。家屋には被害がないものの、塀に倒壊などの危険があるといった事例に対しましては、現在、都市計画部開発建築指導課において、老朽等の原因によって危険となっているブロック塀等に対して、除却に係る費用の補助を行っているほか、建築基準法に基づく指導等を行っております。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。 ○野尻委員   関連して、特定空家について相続財産管理人の選任に関する経費や、空き家の取壊し経費のほか、残った土地などについては、市としてどのように考えていますか。 ○岡本住宅課長   まずは相続人の調査というところで、今まで対応しておりまして、なかなかその相続人も全員いらっしゃらなくて、申立てして相続財産管理人の選定まで進んだ物件もあまりございません。そういったところについて、今後また対応などを検討していきたいと考えております。 ○野尻委員   それは早急に検討する必要があると思います。まだ進んでいないからこれから検討するのではなくて、相続財産管理人の選定に係る経費など様々な費用が発生しますから、特定空家のあった土地が仮に売却できたら、その売却費からかかった経費を補填するといったような考え方を持っておく必要があるのではないですか。 ○岡本住宅課長   特に危険な空き家等に対して、対応の優先順位などを考えながら、現在対応しております点を含めまして、御指摘の件について検討してまいります。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。 ○福間委員   現在、全国規模で相続人不明の土地が多数発生しています。これは、住宅だけでなく、山林や田畑も関係する問題です。国会でも法整備が進められている一方で、実際の対応が困難であることが挙げられています。本市において相続人不明となっている物件も含めて、空き家に関する調査を実施されているのか伺います。 ○岡本住宅課長   昨年度から空き家の実態調査を行い、まずは市内の空き家の状況把握に努めております。ただし、相続人が不明である土地の全容の把握等にはまだ至っていないことから、今後、周辺住民や関係者等との協議や情報共有を踏まえながら、対応したいと考えております。 ○福間委員   この問題は空き家だけの問題ではなく山林や田畑も含めて、様々な用途の相続人不明の土地が存在する中、これらの土地が原因となる問題の1つに近隣住民への生活環境面で障害だと思います。その中でも特に問題なのは、災害対策において、無断で個人が所有している土地に立ち入ることができない点だと思います。やはり何らかの措置をあらかじめ講じておかないと、大きな問題が出てくると思っています。中には、固定資産税の支払いから逃れるために、相続手続をしてない方も多数いらっしゃいます。その辺の問題も併せて検討していただけたらと思います。この点は要望しておきます。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   最後に、大分市住生活基本計画等について報告を求めます。 ○岡本住宅課長   資料6を御覧ください。  大分市住宅マスタープランは、大分市総合計画の下部計画として、様々な住宅施策を計画的に実施するために、平成11年に策定後、平成21年度及び平成28年度に改定しております。  その後、令和3年3月に国の住生活基本計画全国版が改定され、令和4年3月には、県の住生活基本計画が改定されたことから、国、県の計画との整合性を図るとともに、本市の住宅施策を取り巻く現状と課題へより的確に対応するため、現行の大分市住宅マスタープランを改定し、(仮称)大分市住生活基本計画として策定いたしたいと考えております。  左下の国や県の住生活基本計画についてに記載しておりますように、国の計画では、①社会環境の変化、②居住者・コミュニティ、③住宅ストック・産業の3つの視点から、新たな日常、DXの推進等など、8つの目標が掲げられております。  また、大分県の計画では、国の計画を反映させつつ、住宅確保要配慮者の居住支援ネットワーク体制の整備などの3点を重点施策として位置付けております。  右上を御覧ください。  計画策定の方向性、イメージとしまして、図にありますように、子どもを産み育てやすい住環境の整備、空き家対策の推進、マンション管理適正化の推進、新たな日常に対応した住環境づくりなど、効果的かつ実効性のある計画にいたしたいと考えております。  なお、計画の策定に当たっては、学識経験者等で構成する策定委員会を立ち上げ、内容を検討することとしております。  今後のスケジュールとしましては、本年9月及び12月の検討委員会を踏まえて素案を作成し、令和5年1月にパブリックコメントを行った後、翌2月の検討委員会で最終案を決定する予定とし、令和5年第1回定例会において市議会への御報告を経て、大分市住生活基本計画を策定いたしたいと考えております。  なお、本計画の策定に併せまして、個別計画であるマンション管理適正化推進計画についても併せて策定したいと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   執行部からその他として何かございますか。 ○岡本住宅課長   市営住宅等の空き戸活用について御説明いたします。  その他資料を御覧ください。  少子高齢化など社会情勢の変化により、市営住宅等の入居率は年々低下し、入居者の共益費や維持管理作業の負担が増大、団地コミュニティー活動も停滞するなどの問題が生じております。  そこで試行としまして、1、目的にありますように、地域のコミュニティー活性化等に貢献する事業に対して、市営住宅等の空き戸を目的外使用で提供することで団地や地域の活性化を図り、市営住宅等の魅力向上につなげたいと考えております。  2、試行期間は令和4年度から2年間。  3、対象事業、事業者は、団地内、地域のコミュニティ活性化や福祉サービス等の生活支援等に貢献する事業を実施する者で、市長が認めるもの。  4、使用住戸は、募集倍率1倍未満の住宅。  5、許可条件は、(1)共益費を負担し、共同施設の維持管理棟の自治会活動に協力すること。(2)許可期間は許可日から許可日の属する年度末日まで、以後単年度ごとに更新。  6、使用料は、近傍同種の民間住宅の家賃の額以下で市長が定める額。  7、その他として、使用者は、原則として、事業開始前に管理人や自治会等に説明を行い、理解と協力を得るように努めることとしております。
     市営住宅等空き戸活用事業を2年間試行で実施し、空き戸の活用による団地や地域の活性化、市営住宅等の魅力向上について、その展望を精査したいと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○野尻委員   空き戸の活用対象はどこの市営住宅を考えていますか。 ○岡本住宅課長   この取組は、市営住宅の目的外使用になりますので、国土交通省の許可が必要となります。国土交通省に相談しましたところ、活用の条件として、入居の募集倍率が1倍未満の住宅である等の条件がございます。市内の市営住宅であれば、市営東浜住宅や市営大園住宅などの住宅について、募集倍率や空き戸の状況等を勘案しながら、活用の対象となる団地を決定したいと考えております。 ○野尻委員   市営東浜住宅や市営大園住宅の場合、どの階層の空き戸を活用するのですか。 ○岡本住宅課長   一般的な団地の空き戸の活用を考えておりますが、特に住宅の1階部分には高齢者の方が入られることが多いことが考えられますので、そういった部分も考慮した上で、活用が図られるように検討してまいりたいと考えております。 ○田島委員長   ほかに質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   執行部から、そのほかに何かありませんか。 ○岡本住宅課長   ふるさと団地の元気創造推進事業について、口頭にて御説明いたします。  当事業につきましては、令和2年度より市内東部の皆春団地にて事業を継続する中、昨年度は新たに市内全域の78団地へ募集を行いましたが、コロナ禍の影響により、新規団地の応募はございませんでした。  今年度4月に新たな指定団地を募集いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大によって活動を休止した自治会も多く、公募での応募はございませんでした。  今後は、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、自治会へ声かけを行うほか、今後の事業推進について取組を検討してまいりたいと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部から報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   執行部から、そのほかに何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○田島委員長   委員の皆さんからその他として何かありませんか。 ○長田委員   旧ホーバー基地周辺の整備について、以前から度々質問していますが、その後進捗状況等はどうなっていますか。 ○森本河川・みなと振興課長   国や大分県に状況を確認いたしましたが、堤防整備の重要性については強く認識しておるということで、現在検討中とのことでございました。  今後も、国や大分県に対しまして、早急に堤防整備を行いますよう要望を行います。 ○長田委員   先般、国土交通省の職員が市内の海岸線の整備について視察に来られておりましたので、旧ホーバー基地の問題について伺ったことがあります。また、大分県からは、本年6月中に答弁したい旨の話があったと吉田土木建築部長が発言されておりましたが、大分県から未だに回答を受けていません。その後どうなっていますか。 ○森本河川・みなと振興課長   以前、委員から御指摘を受けた際、大分県にその旨を伝え、改めて確認をいたしましたが、現在のところ、新たな方針や意見等は示されておりません。 ○長田委員   引き続きよろしくお願いします。 ○田島委員長   委員の皆さんから、その他としてありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で、土木建築部の案件が全て終了いたしました。  ここで、説明員は退出願います。委員の皆さんは、お残りください。  〔説明員退席〕 ○田島委員長   これより、第3回定例会において令和3年度の決算審査の一環として行う事務事業評価の対象となる評価対象事務事業の選定を行います。  お手元に会派等から提出されました資料1、対象事務事業一覧表と先日の事務事業選定調整会議において確認いたしました資料2、留意事項をお配りしておりますので、これを踏まえて、3事業以内で選定したいと思います。  選定するに当たり、留意事項を書記に朗読させます。 ○書記   事務事業評価を実施した事業については、翌年度の予算議案の審査において、評価に対応した反映状況の報告を受けた上で予算について承認しているものであり、その後の常任委員会において、事業の進行を監視していくのが原則である。  これまでに事務事業評価を実施した事業については、予算議決との整合性の観点から選定することについて疑義が生じることから、前年度に実施した事業は選定しないこととする。  なお、2年以上前に実施した事業については、原則は選定しないことが望ましいが、新たな状況が生じている可能性もあることから、そうした部分を俎上にのせ、委員会で十分議論する中で、明確な選定理由がある場合においては評価対象とする。 ○田島委員長   それでは、留意事項にありますように、2年以上前に評価を実施した事業につきましては、原則は選定しないことが望ましいですが、新たな状況が生じている可能性もあることから、明確な選定理由がある場合においては評価対象とするということでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのようにいたします。  次に、評価対象事務事業の選定方法についてお諮りします。  選定の際に委員の皆さんで自由に討議を行っていただき、その中で評価対象事務事業を決定したいと思いますがよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのようにいたします。  なお、事務事業の選定に当たって、議論の中でまとまらなかった場合は選定したい事務事業の番号と事務事業名を全委員から口頭で挙げていただき、数が上位の事務事業を評価対象事務事業に決定したいと思います。  また、数が同一のため絞り込めない場合は、同数の事務事業について、私を除いた委員の皆さんの挙手で決し、挙手同数の場合は委員長の裁決としたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのようにいたします。  お手元には資料3として、平成24年度から令和3年度に当委員会において選定された評価対象事務事業の評価結果、参考資料として、今回の評価事務事業のうち、過去に評価を行った事務事業の評価結果を配付しておりますので、御確認ください。  それでは、自由討議による事業の選定をはじめます。  まず、お手元の資料1から、選定したい事務事業とその選定理由について、委員の皆さんの御意見をお願いします。 ○板倉委員   3番の祝祭広場利活用検討事業については、来年、佐藤市長の現任期の満了を控えていますので、その前に1回評価をしておく必要があるのではないかと思います。  次に、5番の新たなモビリティサービス事業は、3会派から提出されていますので選定していいのではないかと思います。  もう一つは、過去に一度評価をしているようですが、11番の住宅等ストック対策推進事業も3会派から出されていますので評価対象としてよいのではないかと思います。 ○野尻委員   お部屋ラボ祝祭の広場について、何年かおきに議会に報告がなされるようになっていませんでしたか。 ○安東副委員長   調査が行われていたと思います。 ○板倉委員   そういった部分も含めて、一度検証しておく必要があるのではないですか。  事務局、選定されている事業の概要はどうなっていますか。 ○書記   祝祭の広場利活用検討事業自体の概要につきましては、お部屋ラボ祝祭の広場の北側の広場部分に仮設店舗を設置し、トライアル・サウンディングを行うものでございます。 ○板倉委員   事務局から説明のあった部分も含めて、見直す必要があると思います。 ○野尻委員   事務局、お部屋ラボ祝祭の広場ができてから今年で3年ということで間違いないですか。 ○書記   令和元年度の竣工から、今年度で3年目を迎えます。 ○板倉委員   これまでのお部屋ラボ祝祭の広場の3年間の利用実績などの報告を含めて、今後の活用はどう考えているのかという方向づけをしたい旨の選定理由でいいと思います。また、新たなモビリティサービス事業については選定していいのではないかと思います。 ○安東副委員長   新たなモビリティサービス事業については、既に実験運行などが進められていますが、事業の費用対効果は十分発揮できているのか検証して、今後の在り方を探りたいと思っています。 ○松本委員   同意見です。 ○福間委員   大いに検証する必要があると思います。また、住宅等ストック対策推進事業が複数会派から出されていますが、過去に一度評価しています。事務局、前回の評価結果はどうなっていますか。
    ○書記   参考資料の2枚目を御覧ください。  住宅等ストック対策推進事業について、令和元年度の事務事業評価では評価区分を継続とし、評価理由を「本事業は、適切な管理がなされずに老朽化し、倒壊の恐れがあるなど、その周辺の住環境を悪化させている危険な空き家を除却することにより、市民の安全・安心の確保と住環境の改善及び良好な景観の維持を図る。また、長期にわたり使用されていない空き家をリフォームし、大分市住み替え情報バンクに登録することで市場への流通を図り、利活用を促進することなどを目的としており、危険空き家の除却に係る経費や、住み替え情報バンクに登録された空き家の所有者等に改修工事費に係る経費の補助を行っている。 国の調査によると、危険な空き家の除却が進まない要因として経済的な問題があげられ、また、平成27年の大分市空家等実態調査では、活用可能な空き家が全体の9割を超えているが、市場への流通は進んでいない状況であり、本事業の必要性は高いと思われる。 今後は、広報の工夫により市民への周知を効果的に行うことなどで、本事業をさらに推進することを求め、継続とした」としております。 ○板倉委員   11番の住宅等ストック対策推進事業にするか、もしくは別の事業でいいと思います。 ○福間委員   空き家に関する対策は大事だと思います。 ○松本委員   事務局、令和元年度に一度評価しているようですが、今回選定することに問題はありませんか。 ○書記   住宅等ストック対策推進事業につきましては、前回の事務事業評価から1年以上経過しておりますので、今回、選定されることに問題はございません。  なお、今回、選定されるに当たって、前回評価したときよりも、より深く検証するべき要点の有無や、前回の評価から状況の変化の有無を確認した上で評価を行いたい等、選定理由について皆様の御意見をまとめていただけたらと考えております。 ○野尻委員   検証する部分があるかどうか。 ○福間委員   検証していいと思います。 ○板倉委員   先ほど長田委員が発言されたように、家屋の塀や空き家自体の危険性の問題は、未だ解決されておらず、対策が十分に実行されていない気がしています。また、地震などの災害リスクを想定する中だけのものと思っているので、やはり根本的に事業を拡大するといったような前向きに捉える意味合いで、検証したいと思います。 ○安東副委員長   市内でも高齢化がますます進んでいることから、空き家対策が非常に大きな問題になってきていると感じますので、前回の事務事業評価の時以上にこの事業の重要度が増していると思います。 ○福間委員   同意見です。 ○安東委員   これまでの実績を調査し、今後どうするか検証する必要があると思います。 ○野尻委員   住宅等ストック対策推進事業を選定するのであれば、空き家対策全般ということで12番の空き家等改修支援事業も入れ込んで検証すればいいと思います。 ○板倉委員   もともと、空き家等改修支援事業は住宅等ストック対策推進事業の中に入っている事業です。 ○松本委員   事務局、そのような選定は可能ですか。 ○書記   板倉委員の御指摘のとおり、12番の空き家等改修支援事業につきましては、11番の住宅等ストック対策推進事業の一環という位置づけの事業でございますので、委員の皆様の御確認をいただけましたら、11番の住宅等ストック対策推進事業に入れ込む形で評価対象事務事業に選定が可能であると考えております。 ○福間委員   空き家等改修支援事業を入れ込む形で、住宅等ストック対策推進事業でいいと思います。 ○田島委員長   皆さんの御意見をまとめますと、今年度の当委員会における評価対象事務事業は、3番の祝祭の広場利活用検討事業、5番の新たなモビリティサービス事業、12番の空き家等改修支援事業を含めた11番の住宅等ストック対策推進事業の3事業でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   また、各事務事業の選定理由につきましては、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのようにいたします。  次に、ただいま選定いたしました評価対象事務事業については、事務事業評価をより深めるため、決算審査に入るまでの間、議員個人や、各会派による調査研究のほか、当委員会においても現地視察を行うなど、工夫して調査研究を行うこととなっております。  今年の当委員会としての調査研究はいかがいたしましょうか。 ○野尻委員   事務局経由で執行部に打診して、調査方法や、執行部から特別に報告や説明があるかどうか確認してはどうですか。 ○福間委員   それでいいと思います。 ○書記   執行部に打診する内容としては、例年どおり8月中に建設常任委員会を開会し、今回の評価対象事務事業について勉強を行うという理解でよろしいですか。 ○野尻委員   はい。勉強会を行う方向でいいと思います。 ○板倉委員   同意見です。 ○福間委員   3事業とも勉強しますか。 ○田島委員長   勉強会の対象事業数についてはいかがしますか。    〔「正副委員長一任」の声〕 ○田島委員長   ただいま選定した3事業について、8月中に勉強会を行うということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのように決定いたします。  ここで、当委員会の日程調整を行います。    〔日程調整〕 ○田島委員長   8月18日木曜日の午前10時から当委員会を開会し、今回選定した事務事業について調査研究を行うことと決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのように決定いたします。  なお、本日決定いたしました評価対象事務事業の選定結果につきましては、私から議長に報告し、その後、今定例会閉会後の議会運営委員会において、議長から各常任委員会における評価対象事務事業の選定結果を報告した後、市長に通知することとなっておりますので、よろしくお願いします。  これにて、本日の委員会を散会いたします。                              午後0時13分散会...